セメントや漆喰に混ぜ込むことで様々な着色が可能な複合無機顔料です。
使用方法は、母材に混ぜこんで練り上げるだけなので非常に簡単です。
(具体的な使用方法は技術資料の使用方法のページをご覧ください)
「信彩」で着色して練り上げたモルタルやコンクリート、漆喰を上塗り施工して仕上げることで、様々な色彩を持った施工面を得ることができます。
発色具合に関しては、通常のセメントでも着色しますが、ホワイトセメントなど白色度の高いものを用いると、より強い発色を得ることができます。
母材に対する混合量によって、容易に色を変化させることができます。
混合量は母材の硬化性を維持する関係からセメントの場合は7%以下、漆喰の場合は5%以下(外割)としてください。
概要
特徴
「信彩」は、信楽焼の陶器を彩る 「釉薬」 に使用されている鉱物資源を原料として調整した粉末状の無機顔料です。母材としてモルタルやコンクリート、漆喰に顔料を直接練り込んで着色し、壁、床等に施工することで様々な色彩を持った構造物を得られます。以下のような特徴があります。
●熱や水に強い
高温で焼成された安定な構造を持つ無機顔料なので、有機顔料と比較して熱に強く不燃性です。また水に対しても耐久性が高く、化学的褪色を起こしにくい特徴があります。
●紫外線に強い
耐候性が高いため、太陽光にさらされた場所で色褪せを起こしにくい。
●母材との相性がいい
セメントや漆喰は、水を加えたとき強いアルカリ性を示しますが、実はこれらの原料は釉薬の原料と共通しており、液体となった強いアルカリ環境下でも顔料性能および色彩が施工後においても安定的です。
色種類
※技術資料のページに実際の母材に混ぜ込んで製作した見本がございます。
色名の下の見本リンクからご覧になることができます。
SIP-01 信彩 さんご色 |
SIP-02 信彩 暗紅色 |
SIP-03 信彩 黒色 | SIP-04 信彩 菜の花色 |
SIP-05 信彩 紅赤色 |
SIP-06 信彩 もみじ色 |
SIP-07 信彩 みかん色 | SIP-08 信彩 浅緑色 |